「単焦点レンズとズームレンズ」

Nikkor85mm f1.8 with iPhone7 camera ©Hiroyuki Ide


自分の仕事、仕事仲間の間では、圧倒的に、単焦点レンズで仕事をしている方が多いです。

まず、撮影条件としてスタジオや、ロケ先での演出写真が多いので、フォトグラファーは自由に動けて、被写体を動かすこともできるので、ズームレンズを使う意味がありません。

ただ、個人的にブライダルやショーの撮影を依頼されたときには、迷わずに、レンタルした最新ズームレンズを使っています。

私がズームレンズを初めて買ったのはデジタル時代になってからです。たった一本だけです。

撮影状況に応じて、最新の明るいズームをレンタルしていますが、レンズのクリアーさと画質に、結構感動して、ズームも良いな。と思いますが、
そのあとで、単焦点のレンズを使うと、ファインダーの映像が、モヤが晴れたように、よりクリアーに感じます。やはり透明感が違います。

そして、画質も、やはりズームはズームで、単焦点と比べると、特に拡大率が大きい場合、最新のレンズでもボロが出てきます。
ただ、あまり画質にこだわらないジャンルの撮影では全く問題にならないと思います。

ズームを使っていて一番違和感を感じることは、
例えばモデルさんを撮っているときに、よりアップにしたいときに、思わずズームアップしてしまうことがあります。こんなときに特に違和感を感じます。

これは、まずいです。ズームアップするに従い、画角が変わるからです。

例えば私は85mmf1.8というニッコールレンズを常用していますが、自分の写真のスタイル、個性は、この画角での絵作りに頼っています。

画角の感覚が身に染み付いているから、構図的にも、アングル的にも、自分のスタイルが出てきます。これが、自分の写真のスタイルに繋がり、そのスタイルをクライアントや編集者は無意識に見ていますが、これを変えると、「あれ、ちょっと今回の写真はいつもと違うね」。と気づかれることになり、プロとしては、これはまずいです。


初心者の頃からズームアップに慣れてしまうと、レンズの画角の感覚が育ちません。

知人で、女優・アイドルを撮っている有名なカメラマンが、ある日仕事でズームレンズを使って、チェックのためにPCでサムネールを見たら、自分が撮った写真だとは信じられなかった。と述べていましたが、これは、画角の感覚がズームで、一時的に狂ってしまった良い例だと思います。

しかし、レンズも適材適所で、ズームが良くないと言っているわけではありません。ズームでないと撮れない被写体も多く存在します。

初めてカメラを購入すると、多分、ズームレンズがセットになっていると思います。それで写真を撮る楽しさを知って、もっと、自分のスタイルで撮りたい、注目される写真を撮りたいと思ったら、単焦点レンズをおすすめします。

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