「肌色とホワイトバランス」

Anna taken with Nikon D700 Nikkor85mmF1.8 ©2018 Hiroyuki Ide

写真は、先日アップしたロシア人の女の子で、これはNikonで撮影したものです。撮影の最初にグレーボードを持ってもらいました。

スタジオ撮影の時はいつもこのように、現像段階でホワイトバランス調整をするために、モデルさんにグレーボードを持ってもらいます。

光源は大型ストロボですが、やはり色温度が高く(左写真)、現像ソフト(CaptureOne Pro)のホワイトバランス機能にあるスポイトツールでグレーボードを基準点にホワイトバランスをとったのが右の写真です。

左の写真に目が慣れると、ホワイトバランス補正をした写真は赤っぽく見えてしまいます。特に、今、見ているこのモニタは印刷用にキャリブレーションしてありますから、余計に赤く見えます。

肌色は特に主観が入るので難しいです。私は、一応、補正したデータが気に入らないと、自分なりに、若干色温度調整を行っています。それで、クレームがきたことは一度もありません。自然に美しければそれで良いと思います。

ただ、同じクライアントの仕事では、ばらつきがあると、ちょっとまずいと思います。

どんな肌色を美しく感じるのかは、民族によっても違います。白人は、白い肌が見たままに白く映った写真を嫌う傾向があります。白人の肌色を、その白さを基準に出すと、大体、白い透き通ったような肌の下に血管の色が浮かび上がり、薄い紫色がかかることがあります。

これを、映画関係者たちは、特に嫌っていて、私がアメリカにいた当時、映画はフィルムが主流でしたが、照明の光源にアンバー(オレンジ)のフィルターをかけていました。

映画を見ていると自然で、こんなものかと思いますが、良く観察すると、大体女優さんたちの肌は血色の良いアンバーの色調がかかっています。

私が住んでいたアパートは、ニューヨークのフォトディストリクト(写真業界で有名な地域)で、よく、近所でハリウッドの映画撮影ロケが行われていました。

そこで、ライティングやフィルター、カメラ、レンズなどを良く観察していましたが、大体、上述のアンバー系フィルターを付けた光源を使っていました。

カメラはArriflexが主流でしたが、レンズは、ほぼNikkorレンズでした。アダプタを付けて使用していたようで、ハリウッドのフィルムムービー関係者に支持されていました。

ライティング(照明)については、もう、日本では目にしたことのない規模で、規模が大きいなりに、とても勉強になりました。
小規模のライティングでもライティングの原理は同じですから。

スポットや面光源の使い方、目からうろこでした。

人の肌は趣味で撮っている場合も、仕事の場合も自分の主観が入ると思いますが、一応、自分なりのスタンダードを持つとよいと思います。

そのためには、細かいホワイトバランスコントロールができる、LightroomやCaptureOne Proを使うのが最も効果的で楽だと思います。

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